多くの人は精神病院に入院することはないと思うが、自分の家族、または自分の大切な人が精神病院に入院せざるを得ないことが起こるかもしれないので知っといて損はない情報を記しておこうと思う。

精神病院に入院するためには
入院するには必ず病名が必要だ。因みにおれは、うつ病で入院したが、入院時にうつ病だけだと入院できないから、アルコール依存症も併せて2つの理由で入院に至った。ちなみにうつ病ではなく、正しくはうつ状態というのが正しいらしい。3人目の担当医に教えて頂いた。おれの入院した精神病院は3か月が1クールということで、おれは3か月の入院を余儀なくされた。心の中では、「どんなやべー奴らが、この病院の中に収納されているんだ」と、入院するほどやべーおれ自身は考えていた。

1日の流れ
びっくりするかもしれないが、おれが入院した病院は「病衣」を着るのではなくて、「私服」だった。全員私服だし、女性は化粧だってしている。先に挙げたイメージのやべーやつら(患者)はどこにもいない。仕事に行くつもりで家をでた俺は半ば強制的に、会社の人に精神病院に連れてこられたため、おれだけ黒のスーツだった。どう見てもおれが一番やべーやつだったのだろう。ちなみにおれは、のちのち病院内で、「ヤク中の黒メガネ」というあだ名を付けられることになる。
さて、1日の流れだが、こんな感じだ。
6:00 起床
7:30 朝食
8:30 朝の薬を飲む(薬を処方されている人に限る)
9:00 ミーティング
9:30‐12:00 自由時間
12:00 昼食
13:00-18:00 自由時間
18:00 夕食
19:00 ミーティング
19:30-21:00 自由時間
21:00 消灯
えー、一日ほぼ自由でした。外出の制限はあるが、かなり放置な感じで自由時間には好きなことをして過ごして良かったのです。なんといいますか、精神疾患の患者たちは、ぱっと見どこか悪いようにも思えず、見た目は健康な人そのものなんで、足の骨折った人がリハビリするようなリハビリ時間もなければ、手術後に辛くて動けないから看護師に支えられて歩くシーンもないんです。我々、精神疾患のすることは、ただ療養して、毎日ミーティングをすることだったのです。

大切なグループミーティング
1日2回は行われるグループミーティングで、分かち合いをする。これが、この病院ではどの精神疾患も大切なことだ。分かち合いとは、同じ病気を抱えているメンバーがその日のお題に沿って、自分の思う話をしていく。例えば、「過去に辛かった経験」、「昔夢中になったこと」、「自分にとって幸せとは」など毎回テーマを決めて30分ほどみんなでお互いの話を聞くのだ。人が話しているときは黙って相手の話を聞くのがルール。また、院内では本名ではなくあだ名で呼び合う。おれは表向きのあだ名は普通だったんだけど、裏では「ヤク中の黒ぶちメガネ」と揶揄されていた。そして、このミーティングの中で話したことは他言しないのも大切なルールです。とまぁ、表向きはこういう感じなんですが、正直、精神病院に入院しているのはまともじゃない人が多いから、話を茶化したり、ふざけた輩もいますわ。ミーティング内の話を他には漏らさないというルールなのに、世間話で「○○さんて以前DVにあったらしいよ。」とか平気で話したりする患者もいる。だから、大切なのは、まともな患者じゃないやつを相手するとすげー自分が損するよってこと。正直、精神病院では人間関係は作らない方がいい。どこ行ってもそうだが、院内の中にもボス的な奴が出てきたりして面倒くさいのよ。

まとめ
・精神病院で私服だったらそこは自由度が高い
・3か月が1クールの可能性が高い
・以外に自由時間が多くて暇
・ミーティングは大切だがまともじゃない患者とは関わらない方がいい。
・人間関係は慎重に慎重を期して構築しよう
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