ブログでおれは精神病院に入院したと書いたが、そもそものきっかけは離脱症状なのである。
担当医曰く処方のMAXまで抗うつ剤を服用していたおれは、「もう薬を飲み続けたくない」と自分の意思と自分の判断で断薬をした。これが大きな過ちの始まりだった。
当時服用していたのは、多量の薬(サインバルタ、アモキサン、ロラぜパム、etc)だった。たまに飲む事を忘れることもあったが、1日、2日飲まなくても大して変化がないと感じていた。ちなみに、3日以上のこれらの薬を服用しないと、体の節々に電気が走る痛みを覚えた。それが、辛くて、また飲み続けることをしていたが、最後におれは断薬の決断をしたのだった。
断薬の決断
覚えておいて欲しい。決して自己判断で断薬をしてはいけない。2021年当時、おれはついに断薬を心に決めた。この薬飲んでいてもちっとも良くならない。薬をやめて、漢方などに変えていこうとも思った。そして、断薬を決断したのだ。案の状、3日目くらいから電気の走る痛みがあった。薬はほぼMAXレベルで服用していた。本来は、主治医の指示の下で少しずつ薬を減らしていくということを理解していただきたい。ただ、おれは最初の主治医がどうも信じられなかった。

断薬をして2週間
異変は2週間後に起きた。おれは当時、会社で6千万円の借金をしていた。コロナ化でどの企業もコロナを生き抜いていくのが必死だった。当然、おれが代表を務める会社もそうだった。だが、突然、本当にある日突然、おれはその6千万円が返済できないという恐怖に襲われた。そして、頭の中が、毎日のように過去の回想、または過去の「たられば回想(~していたら今はこうだったのに)」というのが考えたくなくても、勝手に脳が過去におれを吹っ飛ばしていた。そして、不安が…大きな目に見えない不安がおれを襲うのだった。
離脱症状発症 当時の自分には自覚なし
おれは自分の正気を保てなくなっていた。そして、おれは、友人たちに電話し始めたのだ。
もう一人でいることと、考えることが不安で不安で不安で…。友人たちには今も思い返してみても迷惑かけたなと思う。
すこし例を挙げると、友人の佐々木くん(仮名)にはおれは毎日、不安に駆り立てられて30分~2時間の電話をした。毎日だ。毎日。大の大人が、昼間10時くらいとかに電話するんだ。おれがどれだけ不安なのかをひとしきり話しする。電話をしているときは相手をしてくれるからまだいい。恐ろしいのは、一人きりの時間だ。一人きりになると、また脳が勝手に過去の「たられば」をやりだす。ふと、耳に入ってくる換気扇の音も頭をおかしくするのに拍車をかける。換気扇のプロペラのクルクル回る独特の音に耳を傾けつると、それだけでぼーとして2時間や3時間も経つ。
ここで大切なことを記しておく。
薬を切らしたり、断薬して自分がヤバい状態になったら、友だちには電話するなってこと!
じゃあ、どこに電話したらいいかって?
病院だよ!!友だちに電話したらよっぽどの関係じゃないと縁なんかきれてしまう。
だってさ、薬のせいで頭がラリッたやつから電話が毎日1時間以上きてみぃよ。普通、縁は切れるわな。

まとめ
・断薬は決して自分の判断ではしないこと。下手すりゃおれみたいに入院する羽目になる。
・電話したくなったら、精神病院へ。絶対、知り合いや友人には電話しないように。
・一度、薬を服用したら主治医に判断を仰ぐこと。
大丈夫、おれのこのブログ読んでいれば予防できる!おれのように地獄を見る必要はないよ。
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