双極性障害を発症して今年で7年目になる。おれにとってこの病気は毎年のように変化をしてきた。
2018年1月にこの病気を発症させたが、その時の感情を言葉に表すと「絶望」だ。
とんでもないほどの絶望が空からおれにだけ降ってきたのだと思ったほどだ。
シャレにならない苦しみがあったことを今でもまざまざと思い出される。
おれは当時、自分の健康を省みないほどの生活と働き方をしたと自覚している。無茶苦茶仕事しまくっていたが自分の中の悲鳴を無視した結果が招いた結果だった。
あくまでもこれはおれのケースで他の人が当てはまるかは分からないと思って受け止めてほしい。
朝が辛い 起きれない日々
双極性障害を発症して5年くらいは朝が本当にきつかった。きついというのは、朝から苦しみがやってくるのだ。どんな苦しみか。一つ目は脳にやってくる。目が覚めてすぐに脳に渦巻くような苦しさ、苦みとでもいおうか。何らかのホルモンが分泌されているのか、きつさがやってくる。二つ目は胸がとんでもなく苦しくなる。ぎゅぎゅぎゅと胸がきつくなるのだ。当時のおれの状態をよくアニメで例えていた。伝わったらうれしい。
双極性障害のおれは、「顔が濡れてしまったアンパンマン状態」
元気もでない、力も湧いてこないあの状態ってアンパンマンにとって最高にきつそうじゃないですか。
そして脳と胸の苦しさを何に例えたか。
おれは、週間少年ジャンプに連載してたNARUTOの螺旋丸と当時は例えた。渦まくまあるい球体の苦しみ、痛みが脳と胸を苦しめた。生易しい痛みではない。螺旋丸だからね。
この二つで、わかるわかると思った貴方。双極性障害ですね。
焦らないことが本当に大切
この病気は、焦ったところで治らない。焦っても、もうしょうがないんだ。まず、長い付き合いになるからよろしくねと、挨拶したほうがいい。いったん、受け入れてあげた方がいい。と今は言える。当時のおれは、その病気が嫌い嫌い嫌い、どっか行けどっか行けどっか行け!!という感情でいっぱいだった。いつものおれを、元気いっぱいだったころのおれを戻してくれとも思っていた。
毎日やったことといえば、ウオーキング、日光浴、それからジムにも毎日のように通って健康体を作ろうとしたが、ダメダメ。そんなことを急いでやったところでもうこの病気の真っ黒クロスケはおれの傍らに佇んでいる。いま丁度苦しんでいるあなた。いったん、そいつの存在を認めてあげよう。
時間をかけてそいつと歩むことになるから、どんな時にそいつが機嫌悪くなるか、または機嫌が良くなるかを把握してあげよう。まずはそいつの特性を知っていこう。

昔の自分でなく、今の自分を認めてあげよう
残念だけど、かつての自分は100パーセント戻ってこない。あなたは、こちら側の扉を開けてしまっただ。だからって、いまの自分を嫌いにならないでほしい。経験談から言うと、回復まで2歩進んで1歩下がるを繰り返すことが多い。我々の病気は心ではなくて、神経の病気でましてや神経の回復過程は目に見えない。長い人生の中でこの黒い生き物たちと休息の時間に入ったんだ。この病気の困るところは、ぱっと見では健常者にしか見えないという点だ。自分がどれだけ辛いかは全く相手にはわからない。伝えたところで、伝わっていない。同じ痛みを知るおれはよくわかるよ。
回復の段階を少しずつ進めていこう
神経の回復のために、体の柔軟をして血流をよくしよう。体が硬いことは健康面にとって非常よくないので可能な限り柔軟にしていこう。健康のために、おれはアルコール、タバコはやめた。
そして、可能な限りコンビニ弁当などの即席弁当を食べないようにしよう。毎日の食事が体を作る。健康的なバランスの良い食事、そして良質な睡眠、最後に適度な運動。この3つを毎日継続することが大切だ。因みに、良質な睡眠を取るためには部屋の窓を開けて換気をした方がいい。

まとめ
・病気を急いで治そうとしないようにしよう。双極性障害はとっても時間を要する病気だ。
・今の自分を受け入れるところからスタート 2歩進んで1歩下がるが前進しているよ。
・毎日の質の良い睡眠、3食の食事、適度な運動をしていこう。
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